【加古川市】木造住宅の解体費用はいくら？坪単価でわかる費用目安

2025年11月20日

結論｜加古川市の木造解体費用は「坪3.2万〜5.5万円」。立地・残置物・付帯工事で30〜60万円変動する

加古川市で木造住宅の解体を検討する場合、
まず知っておきたい目安は

坪単価：3.2万〜5.5万円
30坪なら：96万〜165万円前後

というレンジです。

ただし加古川市は、

海沿いの粘土質地盤エリア
JR加古川駅周辺の住宅密集地
平坦で重機が入りやすいエリア

など、エリアによる条件差が大きい市のため、
同じ坪数でも 30〜60万円程度の開きが出ることも普通です。

ここでは、加古川市の木造解体について

坪単価相場の目安
坪数別シミュレーション
費用が上がる要因
実際の事例
費用を抑えるコツ

を整理して解説します。

加古川市の木造住宅｜坪単価の相場

坪単価の基本イメージ

加古川市の木造住宅解体の一般的な相場は、

32,000〜55,000円／坪
平均：40,000円前後／坪

加古川市は坂道や極端な狭小地が少ないため、
神戸市・芦屋市などと比べると 全体的に相場は落ち着いているエリアです。

坪数別の概算費用シミュレーション

あくまで「建物本体＋標準的な付帯工事」を含めたイメージです。

25坪（コンパクトな木造住宅）

坪単価：およそ 3.8万円
概算費用：約95万円

30坪（一般的な木造住宅）

坪単価：およそ 4.0万円
概算費用：約120万円

40坪（やや広めの木造住宅）

坪単価：およそ 4.2万円
概算費用：約168万円

※ここに、外構・残置物の量などによって
＋10〜40万円程度の増減が出るイメージです。

加古川市で解体費用が上がる主な要因

残置物の量（高齢者住宅ほど要注意）

加古川市は高齢者世帯の長期居住が多く、
「家の中がそのまま残っている」ケースも目立ちます。

目安としては、

1部屋分：＋3〜8万円
全室分：＋15〜30万円

残置物の量が多いほど、
本体工事とは別に大きな金額差が出ます。

外構の撤去（ブロック・庭木・土間）

外構の量はそのまま見積り金額に反映されます。

おおよその目安は、

ブロック塀：1mあたり 2,000〜8,000円
庭木：1本あたり 3,000〜12,000円
土間コンクリート：1㎡あたり 2,000〜4,000円

外構が多い家では、
それだけで＋10〜30万円 変わるケースもあります。

重機が入らない場所（駅周辺の古い街区など）

加古川町寺家町、加古川駅周辺の古い街区は
道路幅が狭く、重機が入りにくい場所もあります。

重機が入らない → 手壊し併用
坪単価が 1.3〜1.6倍 程度に上がることも

「平坦で重機が入るかどうか」で
最終金額が大きく変わる点は要注意です。

前面道路の幅とトラックの停車位置

前面道路が4m未満の場合、

トラックを離れた場所に停める
小型車両で回数を増やす

といった対応が必要になり、
搬出効率が落ちて費用アップ要因になります。

アスベストの有無

外壁材・屋根材にアスベストが含まれる場合は、

事前の含有調査
アスベスト除去・処分

が別途必要となります。

規模によって幅はありますが、
追加費用が発生する可能性が高い項目です。

加古川市で実際にあった解体事例

事例①｜重機が入りやすい平坦地で安く完了したケース

所在地：加古川町北在家
建物：木造28坪
解体費用：112万円

内訳イメージ

本体解体工事：87万円
ブロック塀撤去：7万円
土間コンクリート撤去：8万円
廃材処分費：10万円

平坦で重機が入りやすく、前面道路も広かったため、
相場の中でも比較的安く収まったケースです。

事例②｜狭い道路で手壊しが多く、やや高めになったケース

所在地：加古川町寺家町
建物：木造30坪
解体費用：148万円（坪単価約49,000円）

前面道路が約3mで重機の進入が難しく、
手壊し部分が多くなったため、
坪単価が高めになった典型例です。

事例③｜残置物が多く、付帯工事で費用が増えたケース

所在地：尾上町今福
建物：木造30坪
解体費用：176万円

費用増の要因

残置物が多く＋約25万円
ブロック塀・庭木など外構撤去が多かった

建物自体の解体は標準的でも、
家財と外構の量によって大きく総額が膨らんだ例です。

費用を安く抑えるための3つのコツ

相見積もりを「3社以上」取る

同じ条件でも、

業者A：120万円
業者B：140万円
業者C：105万円

のように、10〜40万円の差が付くことも珍しくありません。

「一式見積り」ではなく、
内訳が細かい見積書を出す業者を選ぶのがポイントです。

残置物はできるだけ整理しておく

残置物の量＝そのまま処分費に反映されます。

使わない衣類・雑貨・書類を事前に処分
粗大ゴミ・リサイクルショップの活用

これだけでも、
数万円〜十数万円の節約につながることが多いです。

外構は「必要最低限だけ撤去」する

解体後の土地の使い道によって、
撤去すべき外構は変わります。

駐車場にする → 一部の土間・塀は残してもOK
売却予定 → 庭木だけ撤去など、最低限に調整

「全部撤去」ではなく、
“必要な部分だけ撤去”する設計にすると大きな節約になります。

専門家コメント

— 原聡行（代表）

「加古川市は全体的には解体がしやすい地域ですが、
残置物や外構が多い現場では一気に費用が上がります。
事前に“どこまで撤去するか”“何を残すか”を整理してから見積りを取ることで、
不要な追加費用を防ぎ、正確な見積りを出してもらいやすくなります。
立地条件や道路幅も必ず現地で確認してもらうことが重要です。」