解体工事で出る「アスベスト」処理の流れと費用

1. はじめに
かつて建築資材として広く使われていた アスベスト(石綿)。
耐火性・断熱性に優れていた一方で、健康被害が明らかになり、現在では使用・製造が禁止されています。
しかし、1970〜1990年代に建てられた建物には、いまもアスベストが残っているケースが多く、解体工事の際には 厳格な調査・処理・廃棄の流れ が義務付けられています。
今回は、解体現場で発生するアスベストの処理方法と費用の目安について解説します。
2. アスベストが使われている建材の例
- 吹き付け材(鉄骨の耐火被覆材)
- スレート屋根やサイディングボード
- ビニール床タイル、接着剤
- 石膏ボードの一部
一見するとアスベストかどうか分からないため、専門家による調査が不可欠です。
3. アスベスト処理の流れ
① 事前調査(義務化)
- 建物を解体する前に、専門調査員が建材のサンプリングを実施
- 結果は都道府県や自治体に報告する義務あり(2022年法改正で強化)
② 作業計画の届出
- アスベスト含有が確認された場合、除去計画を役所へ提出
- 近隣住民への周知も必要
③ 専門業者による除去作業
- 養生シートで完全密閉した作業空間を作る
- 作業員は防護服・マスクを着用し、飛散防止措置を徹底
- 除去後は空気中の濃度を測定し、安全確認を行う
④ 廃棄物の処理
- 特別管理産業廃棄物として、許可を受けた処分場へ運搬
- マニフェスト制度に基づき、処理の流れを全て記録
4. アスベスト処理にかかる費用の目安
- 事前調査費用:5〜20万円(建物規模による)
- レベル1(吹き付け材等):数百万円規模になることも
- レベル2(成形板・断熱材):50〜150万円程度
- レベル3(スレート屋根等):30〜80万円程度
※レベル1〜3は、飛散性の高さによる分類。レベルが高いほど、費用・工期も大きくなる傾向があります。
5. アスベスト処理で注意すべきポイント
- 調査・除去は必ず「アスベスト処理の許可を持つ業者」に依頼すること
- 無資格業者による不適切な処理は、健康被害や法的トラブルの原因に
- 補助金制度が利用できる場合があるため、自治体の制度を確認
6. まとめ
アスベストの処理は、通常の解体工事とは大きく異なり、
- 事前調査の義務化
- 厳格な除去手順
- 高額な費用がかかる場合がある
という特徴があります。
「思っていたより費用が高い!」とならないためにも、事前に信頼できる業者へ相談し、しっかりと見積もりを確認することが重要です。
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