アスベスト対策は必須!2025年の法改正と対応ポイント

1. はじめに
建物の解体を考える際、今や避けて通れないのがアスベスト(石綿)対策です。
特に、2025年にはアスベスト関連の法律が大きく改正され、**「調査・報告の義務化」や「罰則の強化」**などが予定されています。
「古い建物だけが対象でしょ?」と思っている方も要注意。
昭和~平成初期に建てられた多くの住宅・ビル・倉庫にアスベストが使用されている可能性があります。
この記事では、2025年の法改正の内容と、それに向けて今からやるべき対応ポイントをわかりやすく解説します。
2. アスベストとは? なぜ危険なのか
アスベストは、耐熱性・防音性に優れた素材として昭和の建築物に多く使われてきました。
しかし、その微細な繊維を吸い込むことで、肺がん、中皮腫、アスベスト肺などの重篤な健康被害を引き起こすことが分かり、現在では製造・使用ともに禁止されています。
とはいえ、過去に建てられた建物には、今もアスベストが残っているケースが多く、解体時の飛散リスクが非常に高いのです。
3. 2025年の法改正の主なポイント
厚生労働省と環境省が管轄するアスベスト関連法規が、2025年に次のように改正・強化される予定です。
① 石綿含有の有無調査が完全義務化
解体・改修工事を行うすべての建物に対し、アスベスト含有の事前調査を行うことが法的に義務化されます。
② 調査結果の報告も義務化
2025年以降は、事前調査の結果を電子システムで行政に報告しなければなりません(未報告は罰則対象)。
③ 調査は「資格者」による実施が必要
調査は「一般建築物石綿含有建材調査者」などの有資格者でなければ行えません。
無資格者による調査は無効とされます。
④ 違反時の罰則強化
報告漏れ・虚偽申告・飛散事故を起こした場合などに対し、事業停止命令や罰金刑などの重い処分が科されます。
4. 解体前にやっておくべき対応ポイント
① 事前調査を「資格者」に依頼する
建物の壁・天井・床材などにアスベストが含まれているかを、必ず専門資格を持つ調査員に依頼して確認しましょう。
図面だけでは判断できないケースも多く、現地調査が基本です。
② 調査結果を見積もりに反映してもらう
アスベスト含有が判明した場合、撤去・処分には特別な手続きと費用が発生します。
これを見積もりに正確に反映してもらい、追加費用にならないよう事前に把握しましょう。
③ アスベスト対応実績のある解体業者を選ぶ
アスベスト対策には専門知識と適切な作業手順が必要です。
飛散防止処置、保護具の着用、マニフェストの管理など、法令順守に対応した実績のある業者に依頼しましょう。
④ 解体スケジュールに余裕を持たせる
調査・行政報告・除去作業などに時間がかかる場合があります。
2025年以降は手続きが煩雑になるため、余裕をもったスケジュール設定が重要です。
5. よくある質問Q&A
Q:築何年くらいの建物にアスベストが使われているの?
→ 一般的に昭和30年〜平成10年頃までに建てられた建物は注意が必要です。
Q:調査費用の相場は?
→ 建物の規模にもよりますが、数万円〜十数万円程度が目安です。
Q:自分で調査することはできないの?
→ 無資格者の調査は2025年以降、法的に無効となります。
6. まとめ
2025年の法改正により、アスベスト対策はすべての解体・改修工事で必須事項となります。
違反すれば行政処分や重い罰則の対象にもなりかねません。
だからこそ、早めの調査と準備が重要です。
資格を持つ専門家による調査を受け、アスベスト対策に対応できる信頼性の高い業者を選ぶことが、安全でスムーズな解体工事の第一歩です。
7. お問い合わせはこちら
アスベスト調査や解体工事に関するご相談は、以下の連絡先までお気軽にどうぞ。
ひかり住建 株式会社
【本社】
〒663-8114
兵庫県西宮市上甲子園2丁目12番23号 木下ビル1階
📞 フリーダイヤル:0120-48-1288
📞 電話番号:0798-48-1212
🌐 ホームページ:https://hikari-jyuken.com/
【福岡支店】
〒816-0955
福岡県大野城市東大利3丁目16ー21 シンフォニー大野城2階
【名古屋支店】
〒455-0801
愛知県名古屋市港区小碓4-258
【静岡スタジオ】
〒430-0944
静岡県浜松市中央区田町223-21 ビオラ田町3F
【石川支店】
〒920-0849
石川県金沢市堀川新町5-1 アロマビル3F
私たちの専門チームが、あなたのお悩みを全力でサポートいたします。
アスベストや解体工事に関する不安・疑問を一緒に解決し、安心・安全なサービスを提供いたします。
お気軽にお問い合わせください!